九州かたばみ会 会長ご挨拶

会長 浅野 直人(昭和37年卒)
福岡大学名誉教授 浅野 直人 (あさの なおひと)(昭和37年卒)
皆さん、こんにちは。私は、九州かたばみ会の会長を仰せつかっている浅野直人でございます。1962(昭和37)年に宇部高校を卒業いたしました。
「九州かたばみ会」は、「九州で根づきつながるかたばみの心」をキャッチフレーズとして、梶返恭彦、石神美代子両副会長のご努力により、2017年に発足いたしました。むろん、第40回を迎えた「東京かたばみ会」や、今年16回の「関西かたばみ会」に比べると歴史が浅いのですが、2025年5月24日に第9回目を無事に開くことができました。そして、かたばみ会の千葉泰久会長からは、最初は続くことかと心配していたが、アットホームな雰囲気での会を重ねることができていてうれしい限り、との言葉をいただくこともできました。これも歴代の実行委員長(石神美代子、岡村耕二、高橋成光、そして現在は渡辺亮一さん)、事務局長(梶返恭彦、永見秀徳、小松孝司、そして現在は千々松英樹さん)をはじめ、幹事の皆さんのご努力のおかげであるととともに、それ以上に、ご参加くださっている同窓生の皆さまのおかげであると思い、お支えくださっている皆様に心から感謝いたします。
九州かたばみ会は、2025年度の第9回から、これまでの夕方からの会を昼の時間の会に変更すると共に、会場も天神のソラリア西鉄ホテルに変更いたしました。遠方からお越しくださる方のお帰りの時間に余裕をもっていただけるようにすること、また、福岡の中心部である「天神ビッグバン」と呼ばれている都市再開発がかなり進んできている様子をご覧いただければ、ということなどを考えての変更でした(ただ、ホテルの入り口が分かりにくく迷われた方が多かったとのお声があり、この点は誠に申し訳ございませんでした)。
宇部での高校生活を終えてのち、進学やその後の就職などのために九州の地で暮らすようになった者にとっては、母校宇部高校のその後の発展ぶりや、ふるさと宇部の街の今の様子は、気になるものです。今年の九州かたばみ会でも、東京かたばみ会や関西かたばみ会と同じように、母校の活躍の様子を縄田功宇部高校校長から、また宇部市の近況を篠崎圭二宇部市長代理の上田優作総合政策部次長からお聴きすることができました。また、九州かたばみ会では、毎回、心のこもった記念品を用意してご参加くださった皆様に差し上げておりますが、今年は昨年制定した九州かたばみの漢字ロゴ(九州酢漿)入りのオリジナルタオルハンカチを用意いたしました。
これまでの九州かたばみ会の会にご参加されてこられた方には、さらに次回も、また、これまでは参加できなかった「かたばみメンバー」の皆様にも、ぜひこの会にご参加いただき、卒業年次は違っていても、その年次を越えて、お互いの近況を語りあい、また、母校で過ごしていた頃の思い出話を交換しあって、大国の目に余る横暴な行動によって先ゆきの見えにくくなった今の時代ではありますが、しかし、そのような状況のなかでも、変わることがない「名門宇部高校」の卒業生として、お互いの一体性を再確認できれば幸いに存じます。
次回、第10回九州かたばみ会は、引き続き昭和59年卒の渡辺亮一実行委員長のもとで、2026年5月23日(土曜日)正午から、福岡市中央区天神のソラリア西鉄ホテル福岡で開きます。九州にお住まいの、あるいは、在学のため、勤務のために九州に居住しておられる、宇部高校卒業生かたばみ会員の皆様には、ぜひ、この九州かたばみ会へのご参加をお願いいたします。また、お知り合いのかたばみ会員がいらっしゃいましたなら、この会があることを是非お伝えくださいますようにお願いいたします。
2025年(令和7年) 5月24日
【あさの なおひと 自己紹介】
1943年 名古屋生まれ、1962年 宇部高校卒業(在校中は生徒会長)、1966年 九州大学法学部卒業、同大学院、助手を経て1972年から福岡大学法学部に勤務、1980年福岡大学法学部教授、2014年名誉教授。専門=民法学、環境法・政策学
この間、社団法人環境科学会会長、環境アセスメント学会会長、環境法政策学会理事長代理などを歴任。また1993年から中央環境審議会委員、2015年から2017年までは同会長をつとめた。また1991年の大宰府市環境審議会会長に始まり、その後福岡市、福岡県および北九州市、大牟田市の環境審議会会長など。現在も福岡市以外の環境審議会の会長職にある。